大学生活

【あとがき】

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 はじめに……
 このあとがきはちょっとだけ登場人物の名前の由来が書かれています。それと作品の裏話が書かれていますので、そういったものがお嫌いな方はさらっと読み飛ばしちゃってください!

 ここまで読んでくださった方々、どうもありがとうございます!
 私が尊敬する作家様で、『キノの旅』著者の時雨沢恵一先生。彼はあらすじにネタバレを書かないことで有名ですが、いざ自分が書くとなると難しいですね。じゃあ書かなければ? なんて言わないで(泣) 書いてみたかったので書いてみます!

 実はこの『大学生活』、処女作だったりします。『黒筆書房』に開設記念で初めて掲載されたから当たり前だろう、といえばそうなのですが、一つの小説を書き上げたのはこの作品が生まれて初めてなんです。
 そういった本当の意味での処女作ですね。

 この『大学生活』の誕生秘話を少しお話したいと思います。
 書き上げた2007年5月、私は大学生ですね! 現役バリバリの(笑) と言ってもこの時点ではすでに四年生ですが(汗)
 大学生活って本当に目標が無いとダラダラと過ぎていってしまうものなんです。……私はしっかり目標がありますよ!?
 作品中に出てくる大学のシステムは、私が通う大学をモデルにしてみました。大学周辺も作品中にちらりと出てきます。
 春先の季節や夏なんかは私の好きな季節の一つですね。
 ちょっとしたボーイミーツガール風に仕上がったこの作品。読む方にとっては切なかったり明るかったり。

 大学生視点でちょっと不思議な体験を作品にしてみたかったのです。ありそうでなさそう、なさそうでありそう、な雰囲気の作品に仕上がればいいなと思い書き上げました。
 それとなんといっても売り文句がネット小説にはつき物ということで、『現役大学生が大学生視点の作品にチャレンジ!』な〜んてことが書いてあると、皆様の目に少しは触れることができるかなと(照)   ストーリーは日々の妄想で生まれます。この作品も大学の講義中に構想がぼんやり浮かび、トイレやお風呂場で妄想を膨らませたわけです(笑)
 もともと短編サイズにしようと思っていたのですが、小説って不思議なもので、書いているうちにも書きたいことが生まれてきますね。頭に浮かんできたことを活字に変えていくと、気づけば四百字詰め原稿用紙41枚の中編になりました。

 初めての小説ということで、人格はもちろんしっかり考えてから書いたのですが、名前は……難しいですね(汗)
 捻った名前にするか、ありきたりな名前にするか、で悩む方も多いのではないかと。
 ここを参考にしました。 ↓
日本の苗字7000傑(別窓)

 ――するつもりでした(汗)
 語り手であり主人公である山田良太くん。彼はどこでにもいる大学生という印象で書いたつもりなんです。ですから、苗字は一般的なものにした方が、「周囲の山田さんを探せば一人くらいはこんなネガティブ山田くんもいる」となっていいかな〜と。日本の山田さんへの挑戦状では無いです(汗) 一般的な名前で思い浮かんだのが山田性だったので。
 名前は大学のクラスメイトから取っています(無許可で)名前もあまり捻らない方がいいかな、と。日本の良太さんへの暴言では決してないです!!
 私生活のどこにでもいそうな大学生、というかこの山田くん。かな〜り私のとある友人にそっくりになってしまいました! 小説はモデルがいると書きやすくていいですね!

 私を悩ませたのは美咲ちゃんの方でした。名前は捻りすぎても一般的過ぎてもきわどいキャラクターなので……。ここは意味を持たせてみたんです!
 お気づきの方もいたかな? 「小坂美咲」で「小さい坂に美しく咲く」です! 我ながらキターって感じでしょうか(笑) だからどうした? というわけでは無いのですが、小さい子には小さく可愛らしい名前が際立っていいかなと。
 外見もこんな子がいたらベタ惚れするな、という私の暴走です(汗)

 余韻が残る作品が大好きな私は、この大学生活もそうしたいなと思い書き上げました。
 自分としてはけっこう色々な箇所に、読者を「おや?ここでこれだとするとさっきのここは……」と思い読み返すような罠を仕掛けたつもりです。そういう作品が割りと好きなので! もしこれから読まれる方がいましたら、そういった視点で読んでいただけるのも、私としては嬉しいです。


あとがき 完


この作品は黒筆書房ホームページ開設記念に書き上げたものです。
感想、批判、一言……なんでも大歓迎です。
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『大学生活』を見た! と表記していただけると助かります!

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