ゾディアック

2007/06/29  2007/06/29

+作品名 ゾディアック
+ジャンル ミステリィ
+主演 ジェイク・ギレンホール
+監督 デヴィット・フィンチャー
+公開日 2007/06
+配給 パラマウント映画、ワーナー・ブラザーズ

ストーリー
キャスティング
演出
総合評価

基本情報・あらすじ

アメリカ犯罪史上最も危うい連続殺人鬼と言われる"ゾディアック・キラー"を題材にした話題作。
ゾディアックに関わり、人生を狂わされた4人の男たちの姿を描く。
監督は『セブン』のデビッド・フィンチャー。
『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが、事件の謎を追い続ける風刺漫画家を演じる。
1969年、自らを"ゾディアック"と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。
手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)、同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。

コメント

実際にアメリカで起きた連続殺人事件が題材の映画です。
今もまだ事件は未解決のままなのが実状です。映画では……あえて伏せておきましょう!
以後、「連続殺人事件=ゾディアック」とも呼ばれることがあるほど、逸脱な連続殺人事件といえるでしょう。
ミステリィが大好きな方は間違いなく楽しめる作品です。
私もミステリィ中毒なので、めちゃくちゃ楽しめました!
主人公の風刺漫画家のロバート・グレイスミスはじめ、実在した人物が描かれているのでまさにリアルです。
人物がリサーチしていく姿が実に鮮やかです。
サスペンスドラマであるとともに、登場人物たちのヒューマンドラマとしても楽しめます。

約2時間30分以上はあるたっぷりとした作品です。
少々惜しいなと思ったことは、1968年から次々と年代が経ても続く殺人事件をこの時間に収めたことでしょうか。
たっぷりといっても、数十年の事件経過を追うペースがやや速いかな、と観ていて感じました。
中盤から後半にかけての事件の描写に、もう少しパンチが欲しかったです。
ここは監督の手腕にかかっているので、原作というか題材の事件が奇怪だっただけに実に惜しいです。

しかしながら、連続殺人事件を一つの映画で展開することは稀です。
映画としての展開の見所、そしてミステリィとしての事件の謎解き、これは必見ですよ!
原作が読みたくなるような作品です!

関連リンク

ゾディアック 映画公式サイト(別窓)
複雑な連続殺人事件の年号表などもあり、映画を観る前の予習として一度目を通すことをおすすめします。

ウィキペディア ゾディアック(連続殺人犯)(別窓)
映画「ダーティハリー」をはじめ、ゾディアックに影響を受けたものは多いようです。外国の外部リンクも豊富です。

ウィキペディア ロバート・グレイスミス(別窓)
主人公の風刺漫画家について説明があります。