象の背中

2007/11/15  2007/11/14

+作品名 象の背中
+ジャンル ヒューマンドラマ
+主演 役所広司、今井美樹
+監督 井坂聡
+公開日 2007/11
+配給 松竹

ストーリー
キャスティング
演出
総合評価

基本情報・あらすじ

末期の肺ガンで余命半年と宣告された男が、残された時間でこれまで出会った人々と再会しようとする感動作。
秋元康が手がけた初の長編小説を原作に『g@me.』の井坂聡が死を目前にした一人の男の赤裸々な思いを描く。
末期ガンに侵されながらも今を生きる幸せを噛みしめて生きる主人公を『バベル』の役所広司。
その夫を献身的に支える妻を20年ぶりの映画出演となる今井美樹が好演する。
生と死を真正面からとらえたテーマが感慨深い。

これまで何不自由なく暮らしてきた48歳の中堅不動産会社部長・藤山幸弘(役所広司)は、人生の円熟期を迎えようとしていた。
ある日突然、医師に肺ガンで余命半年と宣告されてしまう。
これまでの人生を振り返った藤山は延命治療を選択せず、今までに出会った大切な人たちと直接会って、自分なりの別れを告げることを決意する。

コメント

映画館で大泣きしてしまいました!
ハンカチ無くしては観ることのできない映画です!
延命治療をせずに、「死ぬまでは生きていたいんだ」という台詞がとても心に残りました。
誰でもいつかは死んでしまうのに、そのことを忘れながら生きている。
死ぬと分かってから生きようとしても、輝けるのは一瞬。
だから、限りある人生の全てを、一秒一秒を素敵に生き抜くこと。
生き方の価値観は人それぞれだけど、その重さは平等です。
全力で生きることの大切さを教えてくれる映画です。

役所広司さんはこの映画の役作りとして、体重を10kgも落としたそうです。
役者魂が感じられます!
岸辺一徳さんは役所広司さんの兄役として登場するのですが、そのシーンが個人的には一番泣けました。
死ぬことの怖さは自分にしかわからないけど、それを言葉に表さずとも払拭する一徳さんの演技に注目です。

関連リンク

「象の背中」 公式サイト(別窓)
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