+著書名 | NHKにようこそ!(1) | |
+著者名 | 滝本 竜彦(原作)、大岩 ケンヂ(漫画) | |
+出版 | 角川書店 | |
+発行年月 | 2004/06 | |
+定価(税別) | 560円 |
ストーリー | |
キャラクター | |
画のタッチ | |
総合評価 |
自分のひきこもりの原因にはある陰謀が絡んでいると信じ込んだ佐藤達広。
彼はその陰謀に対峙することを決意する。そんな達広の前に現れたのは、日傘を差した清楚な美少女だった。
彼女はなぜか、達広につきまとい始めて……。
ネガティヴ思考が溢れるこのコミックですが、とてもテンポのいい笑いで読む側としてはネガティヴにはならないかも。
前半ははちゃめちゃなストーリーが多く、ニートやフリーター、ネガティヴ思考の持ち主にとっては、「あぁー、あるある(笑)」と思わず笑ってしまいます。
ヒロインである岬ちゃんは、ヒロインというより不思議な美少女の存在で作品中動いていくので先の読めない展開も面白いです。
後半になるにつれて、ブラックユーモアが少なりますが、その分奥の深いストーリーが多くなっています。
目標を持って生きることの大変さ、様々な悩みを抱えている人々の様子が描かれています。
少しラブストーリーのコミックでもありますので、やはり全巻読むことをおすすめします。
絵やキャラクターの表情が生き生きとして、個人的には大好きな作品です。
皆様はNHKの陰謀にはまらないようにご注意を!